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ギャンブルの借金はどうすればいい?債務整理と法テラスの基礎知識

ギャンブルで借金が膨らんだとき、まず何をすべきか。賭けを止め、借金の全体を把握し、法テラスや債務整理(任意整理・個人再生・自己破産)に相談するまでの流れを解説します。

BetClear · 2026年8月8日 · 2 分で読める

夕暮れの窓辺、木製テーブルの上に伏せられたスマートフォン

ギャンブルの借金は、気づいたときにはクレジットカードの限度額いっぱい、キャッシング、消費者金融、家族や知人からの借り入れまで膨らんでいることがよくあります。スマホやネットで24時間いつでも賭けられるようになり、深夜に数秒で入金できてしまうことも、原因のひとつです。まず落ち着いてください。ギャンブルによる借金も、法律上は他の借金と同じように整理する方法があります。ただし、その前に一つだけやることがあります。賭けを止めることです。

まず「出血」を止める

賭けが続いているかぎり、どんな返済計画も成り立ちません。一度の再発で、数か月分の返済が一晩で消えることもあります。最初にやるべきなのは、家計簿をつけることではなく、賭けられない環境を作ることです。BetClearのようなシステム全体のブロッカーで、スマホからギャンブルサイトを開けないようにしましょう。そのうえで、お金の通り道を細くします。ギャンブルサイトに登録したクレジットカードや電子決済の情報を削除し、カードや送金の限度額を下げ、利用していたサービスで退会や利用制限の手続きをしてください。

借金の全体を、隠さずに書き出す

  • すべての借金を一か所に書き出す:クレジットカード、キャッシング、消費者金融、カードローン、家族や友人からの借り入れなど。
  • 借入先ごとに、残高・金利・毎月の返済額・返済日を記録する。
  • 家族や知人からの借り入れも含める。利息がなくても、隠し続けることは依存のサイクルを長引かせます。
  • 合計額を正直に出す。数字を見るのは怖くても、全体像が見えれば、不安は具体的な計画に変わります。

債務整理には3つの方法がある

自分だけでは返済が難しいと分かったら、債務整理を検討します。代表的な方法は3つあります。

  • 任意整理:裁判所を使わず、債権者と私的に話し合って、支払額や支払方法を合意する手続きです。合意後も返済を続けるための収入と家計管理が必要です。
  • 個人再生:安定した収入のある人が、裁判所を通じて借金を大きく減らし、原則3年(最長5年)で分割返済する手続きです。住宅ローンを除く負債が5,000万円以下であることが条件で、住宅資金特別条項を使えば自宅を残せる場合があります。借金が完全になくなるわけではなく、官報に氏名等が掲載されます。
  • 自己破産:借金を返せない状態にあることを裁判所に認めてもらい、「免責」の許可を受けて借金の支払い義務を免れる手続きです。一定の財産は処分され、仕事や住居に制限がかかる場合があります。

ギャンブルが原因でも自己破産はできる?

破産法では、浪費や賭博などによって著しく財産を減らしたり過大な債務を負ったりしたことが、免責が許可されない理由のひとつとされています(破産法252条1項4号)。ただし、それだけで自動的に免責が認められなくなるわけではありません。裁判所は、破産に至った経緯その他の事情を考慮して、免責を許可することが相当だと認めるときは、裁量で免責を許可できます(同条2項)。実際にどう判断されるかは事案ごとに異なるため、自己判断せず、弁護士や司法書士に相談してください。

相談先:法テラスと専門家

どこに相談すればよいか分からないときは、法テラス(日本司法支援センター)のサポートダイヤル(0570-078374、平日9時〜21時、土曜9時〜17時)が入口になります。経済的に困っている人には、同じ問題について3回まで無料で法律相談を受けられる制度があり(1回30分、原則予約制)、借金の問題も対象です。収入や資産の基準があるため、利用できるかどうかは法テラスで確認してください。なお、刑事事件に関する相談は対象外です。

代理人を頼むときは、弁護士のほかに認定司法書士もいます。ただし、司法書士が代理人として交渉できるのは、簡易裁判所で扱える140万円以下の請求の範囲に限られます。借金の額や手続きによっては、弁護士に依頼する必要があります。

絶対にやってはいけないこと

「一発逆転」を狙って新たに借金をしないでください。負けを取り戻そうとすることが、ギャンブルの借金を膨らませる最大の原因です。また、「ギャンブルで失ったお金を取り戻せる」「借金を一本化できる」と持ちかけて着手金を要求する業者にも注意してください。そして、家計を共にする人に借金を隠し続けないでください。秘密は依存を守るだけで、家族を守りません。

サポートを受けながら再建する

借金の返済は、お金の問題であると同時に、回復の問題でもあります。両方に取り組んでください。ギャンブル依存症予防回復支援センター(0120-683-705、24時間365日・相談無料)や、お住まいの地域の精神保健福祉センター、自助グループのGA(ギャンブラーズ・アノニマス)などで相談できます。信頼できる人に計画を話し、進み具合を見守ってもらいましょう。そしてブロックを維持してください。ブロッカーを動かし続け、利用していたサービスを退会し、返済を自動化することで、毎月、穴を掘り進めるのではなく、埋めていくことができます。

賭けで失ったお金を取り戻すことはできません。しかし、今夜負け続けるのを止めることはできます。それが、すべての借金返済に向けた最初の一歩です。

出典

  • 法テラス:法律相談のご利用の流れ(houterasu.or.jp)
  • 法テラス:任意整理・個人再生に関するよくある質問(houterasu.or.jp)
  • 裁判所:破産・個人再生の手続き(courts.go.jp)
  • 破産法252条(e-Gov法令検索)、裁判所法33条、司法書士法3条
  • ギャンブル依存症予防回復支援センター(gaprsc.or.jp)

BetClearはギャンブルサイトのブロッカーであり、医療機関ではありません。臨床的な治療や緊急サポートが必要な場合は、専門機関やギャンブル依存症の相談窓口にご相談ください。

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